opensesame_mamaslife’s blog

アルバイト保育士しながら子育て中。三人娘に、長男坊の旦那を育てるおかんです。自分の頭の中と心の中を書いていきます!

父の退院。残りわずかな日々。

家の引っ越しを控えた頃、
父が検査でひっかかりました。

3か月ごとに受けていた検査。
前回は異常なし。


でも、あきらかに体調は優れず、
痩せていき、歩くのもしんどいほど。
お風呂はかかさず入っていた父が、
お風呂に入るのがしんどい。
というほど。

今回の検査には嫌な予感がする。
と、うすうす感じとってはいましたが、
やっぱりひっかかってしまって。


難しいことは分からないのですが、
簡単にいうと、
ずっと隠れてこそこそといた
癌細胞が、突然動き出して、
そのスピードがすごくて、
どんどん進行しているとのこと。

普通の人なら余命3ヶ月くらいでも、
この速さで進行してたらそんなにも
生きられない。と。

父の体力では治療をすることもできない。

と診断されました。

治療がないということは、
病院にはいられないんですよね。
緩和ケアはあるのですが、
ずっとはいられないので。

そんな状況でよほどストレスが
たまったのか、母の体調も悪化。
父が入院した3日後に救急車で
運ばれ、そのまま入院になりました。


二人とも入院。

父は家の近くの病院。

母は少し遠い市内の病院へ。


そして、病院にいられなくなった父は、
我が家で一緒に住むことに。

賃貸の家ではできなかったけど、
買った家は子どもが小さい今、部屋が空いていて
問題なく、父を受け入れることができました。

このタイミングで家を買ったこと。
父との残りの時間を過ごせること、
偶然とは思えませんでした。

父は私に迷惑をかけることを考え、
遠慮しているようでした。

そんな風に父が遠慮することが寂しくもあり、
父らしいな。という思いもあり。。

旦那は快く承諾してくれました。

今まで散々お世話になってきたので。

旦那がそうして父を受け入れてくれたことは、
今までとこれからの結婚生活の中で
多分、一番感謝する出来事だと思います。


引っ越しを終え、父の退院も終えたのは
良かったのですが、
訪問看護のこと、在宅医療のこと、
私もまだ産休に入る前で、毎日家に
いられなくて、いろいろと変化する毎日に
何とか対応する日々でした。

12月31日、
新年を目前にして、
私は、これまでのお正月を
思い出していました。
人が好きな父だったので、
兄の友だちや親戚が来て、
賑やかに年を越した時のこと。
家族だけでこじんまり年をこしたこと。

ビールも飲めず、
ベッドで寝ている父を見て、
来年はない父の正月を思うと
泣けてきました。

楽しい日々を思い出して。
生き生きと生きる父を思い出して。


私と旦那と3人で、ジュースで乾杯し
正月を迎えました。

www.hoken-totalprofessional.jp